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Posted by 京つう運営事務局 at

2012年12月20日

株式会社たにぐち 2回目の「知恵の経営」実践モデル企業に認証

 京都商工会議所知恵産業推進室の支援先である
㈱たにぐち(代表取締役・谷口容造さん)が2010年の1回目の認証に続き、
2回目の京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました。
 ㈱たにぐちは1908年創業の菓子製造・卸・販売を手がける老舗企業です。
 現在は、丸太町黒門東入ルに本社・工場とアンテナショップ「お菓子の部屋」
を構えるとともに、ネットショップを出店されています。
 今回も谷口社長と後継者の谷口晴弥取締役に、
報告書作成を支援した知恵産業推進室の谷口支援員がインタビューしましたので、
ご紹介させていただきます。



                    谷口社長と晴弥取締役


<会社概要>
 株式会社たにぐち 代表取締役 谷口 容造
 業種 菓子卸業・菓子製造・菓子小売販売・ネット販売
 住所 上京区丸太町黒門通東入る藁屋町525   
   URL http://www.taniguchi-inc.co.jp/index.html  


Q 2回目の「知恵の経営」報告書を作成しようと思ったきっかけはなんですか?

社長:前回の報告書は私がほとんど作成しましたが、
    今回は晴弥の後継者教育に活用したいと思いました。
    また、わが社の方向性を改めて確認し、
    社員のバイブル的なものを作ろうと考えました。


Q 前回の認証からこの2年半の間でどのように変わりましたか?

社長:前回、「知恵の経営」報告書に体系的にまとめたおかげで、
    経営者としてこれまで見過ごしていたことについても
    深く考えるようになりました。
    東海商工会議所から視察にお越しいただいたり、
    金融機関や大学の先生に取材していただきました。

晴弥取締役:会社が当たり前としてやっていることこそが
        「知恵」の源泉であると気づきました。
        同時に社員のモチベーションや帰属意識も高まりましたし、
        当社の歴史についても興味を持つようになってくれました。
        また、ポイントが整理できたので、
        以前と比べて補助金も採択されやすくなったように思います。


Q 「知恵」の源泉について少し教えてください。

社長:テクニック的なものではなく、
    目に見えない風土や習慣が重要だと思います。
    時代が大きく変わる中では、
    変化をどのように受け入れて、
    会社全体で行動に移せるかが重要です。
    そのための価値観や成功事例の共有、大胆な権限移譲などは、
    言葉にするとありふれているのですが、
    これを実際にできているかどうかがポイントだと思います。


Q ここ最近の事業展開について教えてください。

社長:「知恵の経営」実践モデル企業つながりで、
    商工会議所から美容室をご紹介いただいたいことをきっかけに、
    異業種とのコラボに積極的に取り組み、
    新しい事業として実を結びつつあります。
    また、地元・京都産の素材を使った
    「京を食べる」シリーズに注力しています。



                          京を食べる


Q 2回目の報告書はどのように活用されていますか?

社長:前回もそうでしたが、
    今回も「知恵の経営」報告書を全社員に配布しました。 
   
晴弥取締役:新規営業時におけるセールスポイントのブラッシュアップなど
        各テーマ別に教材として活用しています。
        時間をかけて作ったものだけに、
        社員も興味を持って熟読してくれています。


Q 最後に一言お願いします。

社長:お客様の「満足」を「安さ」に求めてしまうと、 
    際限なく値引きしなければいけなくなります。
    お客様への「愛」や「共に栄えたい」という思いを持ちながら、
    長い目で見てお客様や社会に貢献できるように、
    当社と取引することでの「安心」や「情報」などを
    提供していきたいと思います。


   
                見た目も楽しい「お祝いランドセル」


 たにぐちさんの次回の報告書も楽しみですね!
 谷口社長、晴弥取締役ありがとうございました。
  


Posted by 知恵ビジ at 17:23Comments(0)