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2013年04月08日

亀屋良長株式会社

第4回知恵ビジネスプランコンテスト認定事業
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html

和と洋の文化・技術・素材を融合したデザート・
カフェおよびギフト商品

享和3年(1803)の創業以来、伝統的な製法・
味わいを守りながら、和菓子の製造販売をする老舗
であり、沖縄県波照間島産の黒糖を使った「烏羽玉
(うばたま)」は、品の良い甘さが支持され、今も
変わらぬ同社の代表銘菓である。

亀屋良長株式会社

その同社が2010年に、フランスの二つ星レスト
ランでシェフ・パティシエをつとめた藤田怜美氏を
迎え入れ、新ブランド「Satomi Fujita by KAMEYA
YOSHINAGA」を立ち上げた。黒糖餡の代わりに和栗
やラム酒を加えた餡玉をラム酒入り寒天でコーティ
ングした「まろん」を販売するなど和・洋の枠組み
にとらわれない“楽しい”スイーツ創作に意欲的に
取り組み始めた。

亀屋良長株式会社

今回のプランでは、フランスの食文化の魅力をより
伝えることのできる和洋融合の生デザートを開発し
、本店でしか味わえない付加価値の高い商品を提供
するカフェをオープンすることで、同社の伝統的和
菓子や創作和菓子の販売も行い、京都の菓子文化の
発信拠点とすることを目指している。このほか、新
たに洋菓子の技術と素材を取り入れることで、賞味
期限の長い新商品を開発し、ギフト市場の開拓にも
取り組む。

和・洋の食材や技術を組み合わせた菓子や店舗は数
多く存在するが、和菓子職人とパティシエの技術、
更には食文化自体を掛け合わせた菓子を提供するケ
ースは珍しい。洋菓子は好きだが和菓子に馴染のな
い若者、外国人観光客など、今まで和菓子になじみ
の薄かった新たな顧客の取り込みが期待される。革
新の繰り返しが、新たな伝統を生み出していく。


<審査員長の目> 
 和菓子の老舗である同社が、フランスの2つ星レ
 ストランでシェフパティシエとしての経歴を持つ
 藤田怜美氏を起用し、立ち上げた事業である。伝
 統を守るだけでなく、新たな市場開拓に向けての
 意欲的な取り組みと評価できる。その実現に向け
 て、相互の利点を損なうことのないビジネスモデ
 ルの構築が重要と思われる。


<企業概要>
【代表者】吉村 良之
【所在地】京都市下京区四条堀川東入ル
【事業概要】和菓子、創作菓子の製造販売
【電話番号】075-221-2005
【URL】http://kameya-yoshinaga.com


Posted by 知恵ビジ at 15:01│Comments(0)
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