Q「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 新規事業の方向性や展望、方針をより具体化する必要があると感じたからです。
Q「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして
作成を始められましたか?
A アパレル業界のデザイナー・バイヤーの皆様や一般消費者の皆様に弊社
の強み、特徴を通じて手捺染の魅力を知って知っていただきたい思い
から報告書作成に取り組みました。また、報告書作成を通して社内に
おける技能継承に活かすべく作成しました。
まずは、「知恵の経営」実践セミナーへ参加し、書くべき観点を学び、
経営支援員の方や中小企業診断士の方にご助言をいただきながら進めました。
約2,000種に及ぶ色糊のストック(左)、染色風景(右)
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A なんでもやってみるチャレンジ精神です。その上で、(友禅、手捺染)業界の
常識にとらわれず、顧客の要望に応えられる取り組み(作業方法や作業体制の
整備)を行った点だと考えています。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 執筆を進めるうちに情報が膨大になり、報告書全体を俯瞰してみることが
難しくなり、一時期、執筆の方向性がわからなくなったことです。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(本所の経営支援員・専門家派遣による支援)
A とても感謝しております。弊社の内情をよく理解していただき、かつ客観的な
視点でアドバイスをしてくださり、執筆を進める上で大変心強かったです。
おかげで、途中方向性で迷ったときも報告書完成までのナビゲーションがあった
結果、「知恵の経営」の認証を戴くことができました。
独自の3ブランド ― sakira nenari ten-ne ―
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 第三者の視点で自社を見ることができた点です。自社の知恵については、
経営支援員の方や専門家(中小企業診断士)から受ける指摘を通して初めて
自覚できました。
Q 今後「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 「知恵の経営」報告書作成を通して、自社にしかない強みや知恵を棚卸し
することで、自社の新しい可能性や方向性を見出すことができたと実感して
います。日々の業務の中で執筆を進めるのは大変かと思いますが、是非とも
書き上げてください。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 報告書の中で設定した2年後のビジョンを実現できるように、小さなゴールを
一つ一つ確実にクリアしていけたらと存じます。その中で手捺染の魅力を
皆様にお伝えすることができたら嬉しく思います。
自社保有の色見本
山田社長、森末様、そして報告書作成にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
株式会社染めのさきら 様の2年後のビジョン実現に向けて、京都商工会議所も引き続き応援して参ります。
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せ、ご相談ください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
web:http://www.kyo.or.jp/chie/report/about.html
☆〔関連ページ〕 京都府庁 : 自社の強み発掘 「知恵の経営」
http://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/1220963445686.html
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 京都商工会議所の知恵産業推進室の方のお話を聞く機会があり、その中で「知恵の経営」報告書というものがある事を知りました。セミナーを受け興味が持てましたのでやってみようと思いました。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A 私自身会社に入社してまだ2年弱だったこともあり、会社の歴史や強み、弱みなど今のうちにきっちりと把握したいという思いがありました。また、「知恵の経営」報告書の作成目的の欄に事業承継があり、社長と今後の事を話すきっかけになればと思い取り組みを始めました。作成は社長と話をし、考えを話し合いながら進めていきました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A まず、社長から話を聞きそれを書面におこしまとめることが大変でした。私自身わからないことがたくさんありましたのでその都度話を聞くのですが、時間が常に取れるわけではないので、こちらで聞くことをまとめ一つ一つ答え合わせをしていくような感じでした。また、会社の強み、弱みといったところを今まで考えたことがなかったので、そこを深く掘り下げていくところが苦労しました。
7代目(石匠4代目)忠兵衛作の石碑
(大正2年建立:北野天満宮御旅所 京都市上京区)
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A 長い歴史の中で築き上げてきた絆だと思います。それは、お客様、職人、社員すべてにおいて言えることで、それらがなければ今日の弊社はなかったと思います。また、そういった関係の中でお客様に分かりやすく丁寧に接することや、職人、社員の働きやすい環境作りを心掛けるようになり、それが今のわが社の知恵となっています。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
A とても親切に対応していただき、またレスポンスも早く3か月という短い期間でしっかりとした報告書を作成することが出来ました。解図の作成など無知なところもございましたので、そういった所のサポートもしていただき今後の勉強にもなりました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 会社の今までの歩みを知ることが出来、改めて自社の歴史の深さを知ることが出来ました。
社長との話の中で今後の展開に関して初めて聞く話も多く、社長の思いを知ることが出来いい機会を頂くことが出来たと思っております。また、いままで当たり前にやっていたことが弊社の強みであったことを知り、今後さらに自信をもって仕事をする事が出来ると思います。
河波忠兵衛オリジナルデザイン
「累宝塔」
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 正直、途中心が折れそうになりましたが出来上がったものはその努力以上のものとなりました。書面にまとめ残すことにより、これからの営業ツールに役立てられる事はもちろん、社員にも周知することが出来、後世に残すことも出来ます。また、第三者の目で見て、アドバイスをもらえる機会というのもそうある事ではないと思います。自社を見つめ直し、自社の新たな一面を知るいい機会になると思います。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 報告書を制作する中で、2年後のビジョンとしていくつかの新規事業を出しました。弊社の業種としては現在業界全体が厳しい状態にあります。しかし、「業界自体が厳しいから売り上げが上がらないのは仕方ない」ではなく、目標とした新規事業を達成することで、業界全体を盛り上げ引っ張っていける会社になっていきたいと思います。それらを達成するためにも、今回知ることが出来た弊社の強みをもっと出していければと思っております。
河波様、そして報告書作成にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
株式会社河波忠兵衛 様の2年後のビジョン実現に向けて、京都商工会議所も応援して参ります。
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せ、ご相談ください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
☆〔関連ページ〕 京都府庁 : 自社の強み発掘 「知恵の経営」
http://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/1220963445686.html
【掲載】
■京都新聞(9月21日付 朝刊)
・株式会社 最上インクス 様
〔第4回知恵ビジネスプランコンテスト認定企業〕
「四季彩り」コーナーにおける鈴木社長(京都試作ネット様代表理事)記事
・株式会社 村田染工 様
〔第5回知恵ビジネスプランコンテスト認定企業〕
「知恵創出“目の輝き”」認定
(主催:地方独立行政法人京都市産業技術研究所)
☆認定プラン
● 株式会社 最上インクス
「薄板金属で熱の課題を解決するイノベーションパートナー」
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/ac/103735.html
●株式会社 村田染工
「『糸への草木染』量産技術とオリジナル12色が広げる新しい商品用途」
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/ac/103819.html
☆知恵ビジネスプランコンテストについて
京都の特性と自社の強みを活かした独創性あふれる応募プランの中から、企業価値を高めて顧客創造を図る知恵ビジネスを認定し、さまざまな支援を行っています。
■第8回コンテスト 募集中です!
詳しくは、下記をご参照ください↓↓↓
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/
・知恵ビジネスプランコンテストについてのお問い合わせ先>
京都商工会議所 中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
☆認定プラン
○株式会社三輪タイヤ様
走行用エンジンで発電する自己完結型EV用急速充電車
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/ac/103739.html
○株式会社FUKUDA様
業界初の「IBCローリーサービス」によるエンジンオイルの販売システム
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/ac/103738.html
■知恵ビジネスプランコンテストについて
京都の特性と自社の強みを活かした独創性あふれる応募プランの中から、企業価値を高めて顧客創造を図る知恵ビジネスを認定し、さまざまな支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html#no007
☆認定プラン
「オイルフリー」「チップシールレス」の極小型・低騒音・省エネのコンプレッサーhttp://www.kyo.or.jp/chie/contest/ac/103816.html
■知恵ビジネスプランコンテストについて
京都の特性と自社の強みを活かした独創性あふれる応募プランの中から、企業価値を高めて顧客創造を図る知恵ビジネスを認定し、さまざまな支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html#no007
<記事全4回シリーズ 第2弾です>