2015年04月23日
2015年04月23日
有限会社カシテック様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
有限会社カシテック(代表取締役社長 柏木 一馬)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成27年3月)。
認証書を手にする柏木一馬社長(右)と拓夫氏(左)
有限会社カシテック様は、和洋菓子販売店に対し、製菓・厨房機器販売、各種機械等の
メンテナンス、別注抜型の製造販売の事業を展開していらっしゃいます。特に、抜型の製造に
では、持ち手の部分に特殊な形状を設け、長時間の生地抜き作業にも疲れにくい設計を行う
といった菓子職人の立場で考えた工夫をされています。その評判を聞きつけたお客様から
新規受注をいただくことも多く、またリピート率も9割に上るとのことです。
他方、菓子店舗に対しては、菓子製造機器の販売やメンテナンスサービスの提供を通して、和洋
折衷の菓子商品提案、厨房を含めた店舗設計提案を行い、消費者来店数の増加に貢献され、同社
に発注されたお客様からは「情報が豊富」、「作業効率が上がる」といった高い評価を得ていらっしゃいます。
今回は、代表の一馬様および後継者の拓夫様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 有限会社カシテック
代表取締役社長 柏木 一馬
創業 ・ 設立 平成5年
所 在 地 京都市左京区八瀬秋元町537-2
電 話 番 号 075-723-7676
事 業 内 容 製菓・厨房機器販売、各種機械等のメンテナンス、別注抜型の製造販売
抜型製作風景 抜型完成品
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 京都商工会議所主催の「知恵の経営」入門セミナーに参加し、自社でも取り組みたいと
思ったのが始まりです。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A 当社の現状を把握し、強みを活かし弱みを克服できる会社を目指すため、そして当社が培って
きた抜型の技術や人脈という知的財産を次代へ継承するべく作成いたしました。
作成は、京都商工会議所主催の「知恵の経営」報告書の実践セミナーに参加し、取り組み始め
ました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 普段の仕事との両立でなかなか作成に取り組むことができませんでした。
また、資料作成の経験があまりないので、図解等の作成やワードへの差し込みにとても時間が
かかってしまいました。当社の強みや弱み、知恵の深堀に大変苦労をしました。
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A 50年に及ぶ体験知です。顧客との間で抜型製作での試行錯誤や商談での聴き取り力です。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
A とっても親切にアドバイスをいただき完成まで導いていただきました。
作成途中に何度も心が折れそうでしたが、京都商工会議所の担当支援員と専門家(中小企業
診断士)の先生に支えていただき完成することができました。本当に感謝しております。
製造機器搬入状況
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 当社の現状を把握することができ、強みを活かし弱みをより知ることができました。
また今後の展開を明白にすることができました。
強みや知恵は、当社が当たり前と思っていたことが当たり前ではなかったことに
気付くことができました。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 自社の現状をより把握することができます。強みや弱み、自社の知恵を深堀する
ことで今後の展開に大きな可能性を発見できます。
報告書作成は大変だと思いますが、取り組んだ分以上の結果があります。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 「知恵の経営」報告書で作成した今後の展開を確認しながら、経営のものさしで
設定した2年後の目標を達成していきしたいと思います。そして、今ある知恵を
どのように活用できるのか引き続き模索してしたいと思います。
一馬社長、拓夫様、ご協力をありがとうございました。
カシテック様の今後のご活躍が楽しみです!
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2015年04月22日
株式会社キャビック様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
株式会社キャビック(代表取締役社長 兼元 秀和)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成27年3月)。
同社は、今回2回目の認証となります。
認証書を手にする兼元社長
株式会社キャビック様は、昭和36年に創業(当時:西京タクシー(株)と称)され、翌37年から
タクシー事業を開始、昭和52年には京都府で初めて福祉タクシーの認可を取得し、福祉輸送
業務を開始されました。訪問介護事業所指定を受けた平成12年以降は、介護保険制度
への対応も行い、介護タクシーの開始や障がい者支援を行うスロープ付き福祉タクシーも
導入、障がい者居宅支援や居宅介護支援等、タクシー等による移動分野だけでなく、介護分野
のサービスも充実してこられました。
その後、「移動×介護」サービスの特化を図り、「ケア&ケアタクシー」や「ケアたび」(平成24年
当時は「お出かけケアタクシー」として第3回知恵ビジネスプランコンテスト認定、平成25年には
第2種旅行業登録)、「BBQタクシー」のほか、複合介護施設「すぃーとハンズ」といった独自の
サービスを数多く展開され、利用者層も多岐に亘ります。
平成27年1月に同社は創立53周年を迎えましたが、100年後のあるべき姿を目指し、
「キャビックでないと」とお客様に思っていただく努力を日々続けていらっしゃいます。
今回は、代表の兼元様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 株式会社キャビック
代 表 兼元 秀和
所 在 地
本 社 京都市右京区梅津段町8番地
すぃーとハンズ下京 京都市下京区西七条東御前田町33-3
すぃーとハンズ嵯峨野 京都市右京区嵯峨野北野町7-1
すぃーとハンズ向日 向日市上植野町下川原46-4
すぃーとハンズ物集女 向日市物集女町五ノ坪21-4
事 業 内 容 一般乗用旅客自動車運送事業、介護事業ほか
ホームページ 移動サービス http://www.cabik.co.jp/
介護サービス http://www.cabikcare.jp/
小型、中型タクシーのほか、ジャンボハイヤーや
福祉タクシー、エコタクシー(電気自動車)等
全127車両(平成27年3月時点)
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 弊社新規事業プラン(お出かけケアタクシー)が京都商工会議所「第3回知恵
ビジネスプランコンテスト」に認定された後、弊社の知恵をもっと掘り下げて明確
にしたいとの思いがありました。同所が会社の強み、知恵を「見える化」する
「知恵の経営」支援を行っていることを伺い、「知恵の経営」入門セミナーに参加
いたしました。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A
・平成25年に第1版を作成しました。第1版では当時、創業50周年を迎え先人たち
が創り上げた歴史を知り、これから弊社が目指すところを全社員で共有するために
作成しました。
・平成27年の第2版では、更に社内外の関係者に弊社の全体像と蓄積し続けて
きた知恵、そして今後のビジョンを知っていただくべく作成しました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 弊社は事業内容が多岐に亘るため、サービス紹介に終わらないように知恵の
源泉を見出していくことが大変な作業でした。日々当たり前にやっていることを
知恵として表現することの難しさを実感いたしました。
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A 創業者から引き継がれている福祉への思いが「移動と介護を有機的に提供し、
地域社会で必要とされる企業を目指す」という基本理念に現わされています。
社会性の高いサービスを提供し、お客さまから「ありがとう」と言っていただける
ことが、社員のモチベーションを高め、更にチャレンジを続けて自らの事業を進化
させていると思っています。
複合介護施設「すぃーとハンズ」でのご利用者とスタッフ
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当、および専門家派遣を活用)
A 最初に、方向性を示していただき、個々の場面で的確な支援をいただけました。
社内で見えていない「あたりまえ」を「知恵」として強みに繋げていく助言や考え方
を示唆していただけたことが、作成の大きな力となりました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 第1は、作成のプロセスにおいて、各部署の連携やサービスの成り立ちを把握
することができたことです。第2には、社員と強みを共有できるようになったこと
です。新入社員の研修時に教育ツールとして使用しています。そして、第3には、
弊社の取組みが第三者に評価いただけたことです。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 何でもないことが強みであったりしますので、一度掘り下げて考えてみると
「知恵の発見!」になります。そのためには、京都商工会議所の支援が不可欠です。
Q 今後の抱負をお願いします。
A マネジメントツールとして「知恵の経営」を活かして、行動に移し実践します。
すぃーとハンズ嵯峨野
(4つ目の複合介護施設として平成26年6月に開所)
兼元様、またご協力をいただきました社員の皆様、ありがとうございました。
キャビック様の今後の展開が楽しみです!
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2015年04月20日
山元染工場様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
山元染工場(代表 山元 宏泰)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成27年2月)。
認証書を手にする山元宏泰社長(右)と桂子氏(左)、久仁子氏(先代:右)
山元染工場様は、舞台やテレビ、映画等で使用される衣裳を受注生産し、貸衣装店等に納品する事業を中心に展開していらっしゃいます。
商品分野として、①踊り・祭・イベント衣裳、②舞台演劇衣裳、③映画・テレビ時代劇衣裳、④ふろしき加工品、足袋地染加工等を取り扱い、製造面では、主に型友禅によるデザイン・染め加工・金彩・縫・仕立を一貫して手掛けておられ、完全オーダーメイドで対応される同社のスタイル、商品は顧客から高い評価を受けておられます。
初代から現・四代目までを通し、同社は時代ごとに求められる技術や表現力を磨き継承しながら、顧客との深い関わりを大事にし、難しい要望にも責任感を持って応える姿勢で独創的なものづくりを続けていらっしゃいます。
作業風景
今回は、代表の山元 宏泰様と桂子様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 山元染工場
代表取締役 山元 宏泰
所 在 地
京都本社 京都市中京区壬生松原町9−6
事務所所在地 京都市右京区梅津後藤町7−39
事 業 内 容 舞台等衣裳専門製造一式 型友禅による染加工・金彩・縫・仕立
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A
・平成25年に京都商工会議所への入会を考え、はじめて会議所を訪れた際、たくさんのセミナーについてのチラシを頂戴しました。そのなかの一枚に、「知恵の経営報告書」作成セミナーについてのチラシが入っており、「知恵の経営」について興味を持ちました。
当工場では、同年に事業を継承し、自社をもっと良くするために何かできないかと日々考えていたところでした。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A
・自分たち夫婦が継承した山元染工場という事業所が、社会にとってどういう会社なのか、現在どういった問題を抱えているのか、なぜ現在まで残ってこられたのか、などをきちんと整理したいと考えました。まずはそこを自分たちで確認しないと、今後の方向性も決められないと思ったからです。
・現状を整理したうえで、これからの目標を家族全員で共有し、同じ方向を向いて頑張りたいと思いました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A
・これまでの変遷についての文書などの資料がまったくといっていいほどなかったことです。
・毎日の業務とは別に、報告書作成のための時間を工面することに非常に苦労しました。
・「知恵の経営報告書」の構成や考え方について理解するまでに時間がかかりました。ですが、支援員の方や専門家の先生のお力を借りて、報告書作成の終盤にやっと理解しました。
Q 貴社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A
・初代から2代目、3代目が現在まで残してくれた設備やお客様との繋がりなど、85年の時間とともに蓄積された資産です。
・先代である山元久仁子、4代目である山元宏泰、嫁の山元桂子、家族全員の仲が良く、結束力が強いことが第一ではないでしょうか。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当、および専門家派遣を活用)
A
担当支援員の方には、本当にたくさんの場面でサポートしていただきました。私が報告書作成のための時間をなかなか取れず、遅々として進まないときにも、辛抱強く励ましていただきました。私の拙い文章を細かく丁寧に添削してくださいました。経営の報告書以外のことでも、どんな細かいことでも相談に乗ってくださいます。本当に感謝しています。
絣柄(かすりがら) 四つ目菱
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A
当工場の現状が整理され、私たち夫婦の頭の中もずいぶんクリアになりました。当工場の次のステップが見えてきました。
また、世の中に向けたアピールの一歩としてホームページを作成中(→できれば完成報告したいところです)ですが、そのベースとなっているのが今回作成した「知恵の経営」報告書です。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A
報告書作成のための時間の工面をはじめとして、様々な労力を要しますが、支援員の方や専門家の先生など、社外の方を巻き込んで自社について見つめ直す機会というのはなかなかないのではないでしょうか。報告書そのものが、とても貴重な資産になると思います。
Q 今後の抱負をお願いします。
A
ホームページをはじめとした、自社アピールをどんどんしていきたいと考えています。
また、「知恵の経営」報告書作成によって、浮き彫りとなった当工場の抱える課題をひとつひとつ丁寧にクリアしていきたいです。例えば、膨大な数に上る型紙データベースシステムの刷新も、時間はかかると思いますが、こつこつと進めていくことで、必ずお客様へのより良い商品提供に貢献すると考えます。
そうしたことひとつひとつの試みが重なって、売上の目標達成にも繋がると良いと思います。
オリジナルのテキスタイルブランド「ケイコロール」
宏泰様、桂子様、ありがとうございました。
山元染工場様の今後のご活躍が楽しみです!
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・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2015年04月08日
京都新聞に掲載されました「京都産『ハバネロ』調味料 出資募り販売拡大へ」
☆有限会社篠ファーム様(第2回知恵ビジネスプランコンテスト認定事業者)
「京都産『ハバネロ』調味料 出資募り販売拡大へ」
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京都商工会議所では、会員サービスとして、京都経済記者クラブへの
プレスリリースや会報での会員企業情報の掲載を行っています。
お気軽にご相談ください。
2015年03月31日
経営計画作成セミナー・個別相談会のご案内
~小規模事業者持続化補助金の申請に向けて~
http://www.kyo.or.jp/kyoto/ac/event_098434.html
この度、「小規模事業者持続化補助金」の公募が開始されました。
商工会議所の支援を受けながら小規模事業者※の皆様が経営計画に
基づいて実施する販路開拓の取組に対し、50万円(補助率2/3・雇
用を増加させる取組などには、最大100万円)を上限に補助をする
ものです。自社の強みを見直し、経営計画を作成して補助金申請に
チャレンジしてみませんか。本セミナー、個別相談会では、本補助
金申請に関する相談も承ります。
※小規模事業者とは、「製造業その他の業種に属する事業を主たる
事業として営む商工業者(会社および個人事業主)」であり、
常時使用する従業員の数が20人以下(卸売業、小売業、サービ
ス業(宿泊業・娯楽業を除く)に属する事業を主たる事業として
営む者については5人以下)の事業者です。
対 象■京都市内の小規模事業者の方
内 容■※2日間でワンセットの内容となります。
〔1日目〕
「補助金の概要、経営計画策定の意義、計画立案の考え方・進め方について」
〔2日目〕
「(a)顧客ニーズと市場の動向、(b)自社の強み、(c)経営方針・目標と
プランの分析方法、補助金申請書作成のポイントについて」
日 時■昼コース・夜コースのいずれかにお申し込みください(内容は同じです)
〔昼コース〕13:30~16:30
1日目:平成27年4月14日(火)/2日目:平成27年4月17日(金)
〔夜コース〕17:30~20:30
1日目:平成27年4月14日(火)/2日目:平成27年4月15日(水)
※受付はいずれも開始30分前(予定)
場 所■京都商工会議所 教室(2F)
講 師■(全日程)多田 知史 氏
合同会社 Business Departure 代表社員 中小企業診断士
参加費■無料/定員40名
・定員になり次第、締め切り(1社1名様まで)
・参加証は発行いたしません。直接会場にお越しください。
※個別相談会(セミナー参加者のみ対象)
開催日■平成27年4月24日(金)・5月11日(月)予定
◇◇◇詳細、お申し込みはこちら
http://www.kyo.or.jp/kyoto/ac/event_098434.html
◇◇◇お問合せ先
京都商工会議所中小企業経営支援センター 奥野・柏柳
TEL 075-212-6434/FAX 075-256-9743
2015年03月17日
有限会社ワックジャパン
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html
バリアフリー京町家でもてなす「京都ユニバーサルツーリズムサービス」
女性を中心とするスタッフが、外国人観光客向けに心のこもったおもてなしを提供している。伝統的な京町家や歴史的な社寺で、茶道や華道、武道等に触れてもらう体験ツアーを始め、地域で伝統文化を教える先生の自宅を訪れてアットホームな雰囲気の中、地元の人々との交流を体験するホームビジットサービスなど、本物の京都を体感する着地型の交流プログラムが好評だ。
今回は、国内外の高齢者やハンディキャップを持つ観光客を対象に、誰もが楽しめる「みんなにやさしいおもてなし」をコンセプトにした日本文化体験等の観光サービスが認定された。2013年に京都市に宿泊した外国人数は過去最高の113万人。超高齢時代を迎え、本プランの対象となる観光客も多い。そうした人たちのニーズに応え、同社では古い町家を改修し、風情ある趣はそのままにユニバーサルデザインを取り入れた京町家「やまと七条館」を開設する。車いすが乗り入れられるように玄関を全面開放式のドアにするほか、玄関の上りかまちや段差をなくし、急な階段には身障者用リフト等を設置。天井を高くすることで、従来では難しかった剣道などの伝統武道も室内で体験できる。また、観光客のサポートには、英語が話せるだけでなく、茶道や華道の師範、着付け師、介護士といった様々なキャリアを持ったアテンダントが当たるなど、多様化する観光客のニーズに万全の態勢で応える。
今後、「やまと七条館」を拠点とするサービスが、高齢者やハンディキャップを持つ人たちの観光意欲を促進し、京都のおもてなし力を世界へ発信する機会となることが期待されている。
<審査員長の目>
今回のプランは海外からの富裕層をコアターゲットとしており、独自の施設(やまと七条館)の開設と相まって同社のこれまでの経験やノウハウを活かすことのできる計画といえる。国際観光文化都市・京都にとって、ユニバーサルツーリズムを進めていくうえで、社会性のある事業である。
<企業概要>
【代表者】小川 美知
【所在地】京都市中京区高倉通二条上る天守町761
【事業概要】観光サービス(日本文化紹介)、翻訳通訳派遣、出版ほか
【電話番号】075-212-9993
【URL】http://www.wakjapan.com/
★京都商工会議所 知恵産業推進室は、知恵ビジネスプランコンテスト認定の
ハンズオン支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/
■お問合せ先: 京都商工会議所 中小企業支援センター 知恵産業推進室
Email:bmpj@kyo.or.jp
2015年03月17日
プロニクス株式会社
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html
3Dデータを活用したワークレス測定で、輸送コスト0(ゼロ)、短納期化を実現
同社は、プラスチック成形品やプレス部品などの寸法測定受託サービスを主力事業としている。例えば、自動車や家電などの部品金型を製造するときには、量産体制に入る前に金型が仕様書通りにできているかどうか、様々な角度からその寸法を測定・検査しなければならない。同社は創業以来、1,100件を超える企業や大学、研究機関などからの受託実績を持ち、"測定"という視点でモノづくりの品質をサポートしてきた。
一方、近年では製品のライフサイクルが短縮され、量産前の各種工程においても短納期が要求されるようになっている。しかし、外部に測定を委託する場合、製品サンプルを輸送する必要があるため、その分の時間やコストがかかっていた。今回のプランは、「モノを測定する」のではなく、ワークレスで「3Dデータを測定する」というものだ。製品サンプルを顧客側でスキャニングしてもらい、それを3Dデータとして同社が預かり、今までの技術やノウハウを生かして精度の高い測定を行うという仕組みで、オンラインでやり取りできるため、従来のような製品サンプルの輸送を必要としない。特に、海外に拠点を置く企業等にとって、測定時間の短縮やコスト削減に大きな効果があると考えられる。スキャナー機未導入の企業には、レンタル・リースサービスや出張測定サービスなども提供し、新たな需要を掘り起こしていく予定だ。
同社が提案するワークレスの測定手法は、わが国のモノづくりの主流となりつつある研究開発型企業の競争力を支える大きな付加価値となっていくだろう。
<審査員長の目>
寸法測定をスキャンデータによって受託するというサービスが本プランの主旨である。CTスキャナーを所有しているユーザーに対してサンプル輸送を不要とすることでコスト、納期を削減させている。顧客に対してどのようなデータを送ればいいのかを指示する、ここに同社のオリジナリティがある。
<企業概要>
【代表者】井上 仁良
【所在地】京都府宇治市槇島町落合144-7
【事業概要】検査測定データアップサービス・企画・開発、精密金型の設計・製作など
【電話番号】0774-28-1045
【URL】http://www.pronics.net/
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2015年03月17日
ハムス株式会社
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html
「縫う・通す・結ぶ」を応用した技術で熟練者不足の問題解決を提案
同社は、アパレルや自動車メーカー等顧客の要望に合わせて工業用ミシンをカスタマイズする独自技術で、自動化・省力化を目的とした特殊縫製自動機を開発・提供してきた。下着やジーンズ(ベルトループ)、エアーバッグの縫製自動機のほか、シートベルトや和布団、3D立体(ランニングシューズ)の縫製自動機等、多用途に及ぶ世界初の製品は各業界から高い評価を受け、国内外の生産現場で幅広く使われている。
例えば、靴下のつま先を閉じる製造工程は、100程の細かな網目に目視で一目ずつ針を通していく作業を要するが、同社の自動横編み機の導入により、「靴下を広げる、合わせて縫う、糸を処理する」までの時間を、手作業に比べ、約40%短縮することが可能になる等、製造現場での作業効率の向上やコスト削減に大きな効果を発揮すると考えられる。
<審査員長の目>
下着やジーンズ、シートベルト等の多岐に亘る自動縫製機製造ノウハウを活かした新市場開拓プランである。今回のプランはメーカーからの要望に応える形で事業が具体化した経緯があり、販路が明確であることが実現性を高めている点といえる。更なる市場開拓につなげていくためには、自社における販路開拓能力を強化することが重要である。
<企業概要>
【代表者】宮地 康次
【所在地】京都市南区東九条西明田町59-2
【事業概要】エレクトロニクス、空圧、機械技術による工業用自動ミシンの開発・製造
【電話番号】075-661-1134
【URL】http://www.hams-jp.com
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2015年03月17日
株式会社ツー・ナイン・ジャパン
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html
錠剤製造用金型における業界初の製品生涯管理サービスの提供
薬やサプリメントなどの錠剤は、打錠杵と呼ばれる錠剤製造用の金型で、原料となる粉体を圧縮成形することにより製造されている。同社は一般的な金型を提供するだけでなく、「割りやすい錠剤が欲しい」「丸錠以外の形にしたい」といった製薬メーカー等の様々なニーズに、最適な金型設計をオーダーメイドで提供することで応えてきた。特に、金型を繰り返し使用することで打錠杵が摩耗し、錠剤に刻印される識別番号が不鮮明になる性能寿命の問題に対して、TOP 処理と呼ばれる独自の下地・表面処理技術を開発して金型の劣化を防ぐなど、課題解決型企業としての市場の評価は高い。
こうしたソリューション技術に加え、今回は、消耗品としてこれまで廃棄されていた打錠杵にメンテナンスやリサイクルのサービスを行うプランが認定された。従来の打錠杵は先端部と軸頭部が同一素材で一体的に作られていたが、同社は仕様に応じてこれら二つを異種金属素材の組み合わせで提供し、劣化しやすい先端部分のみを交換・再利用することで廃棄物の大幅削減とコスト低減につなげる。また、製品の設計から製造、リサイクルまでを管理する業界初の製品生涯管理システムを導入することで、打錠杵の性能の長寿命化や、出荷品質に関するトレーサビリティ管理を実現する。
現在、製薬メーカーでは医薬品開発期間の短期化が最重要課題となっているが、同社の技術によって、納期のさらなる短縮や品質向上が期待される。
<審査員長の目>
これまでの実績に加えて、顧客に対する新しいサービスを提供する意欲的なプランといえる。ターゲットである製薬会社等に中核技術を提供する。さらに、ユーザーニーズを先取りした技術開発にも取り組んでいることから、完成度の高いプランとなっている。
<企業概要>
【代表者】二九 規長
【所在地】京都市南区唐橋高田町37
【事業概要】錠剤製造用金型の製造・販売
【電話番号】075-661-8711
【URL】http://www.29japan.co.jp/
★京都商工会議所 知恵産業推進室は、知恵ビジネスプランコンテスト認定の
ハンズオン支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/
■お問合せ先: 京都商工会議所 中小企業支援センター 知恵産業推進室
Email:bmpj@kyo.or.jp
2015年03月17日
株式会社ケービデバイス
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html
防犯カメラの録画をより確実に! “みまもりサービス あんしん君”
防犯カメラは、マンションやオフィス、商店街など様々な場所に設置され、私たちの身近な存在となっている。しかし、映像を記録するハードディスクやカメラの故障によって、いざという時に、実は「録画されていなかった」「録画の時間がずれていた」というケースも少なくない。特に、ハードディスクは異常が生じても、モニターにはリアルタイムの映像が投影されるため、故障に気づきにくい。こうした問題は、犯罪捜査などにも大きく影響している。
同社は、防犯カメラシステムを単に売り切るだけでなく、システム導入後の機器保証や清掃点検をパッケージ化したフルメンテナンスのリース契約やレンタル契約を業界に先駆けて導入し、アフターサービスの充実に力を注いできた。しかし、これまでは定期メンテナンス時以外に故障や不具合を見つけることは容易でなかった。今回、こうした課題を解決するため、従来の取り組みに加え、24時間365日、防犯カメラシステムを見守り続ける新サービス"みまもりサービス あんしん君"をリリースした。システム全体を常時監視するとともに、停電対応機能や時間補正機能を持ったルーターを独自開発し、異常が発生すれば即時にメールで同社に知らせ、スピーディーな修理対応を行う。このサービスは、同社が販売した防犯カメラシステムだけでなく、他社の防犯カメラシステムにも取り付けることができるため、ほとんどの防犯カメラユーザーがターゲットになり、市場を開拓できる。
世の中の防犯ニーズがますます高まっていく中、「必要な時に必要な映像を取り出す!」という防犯カメラシステム本来のニーズを、より確実に実現し、社会の安心安全の向上に貢献する。
<審査員長の目>
防犯カメラの記録媒体であるハードディスクの寿命について、社会における一般的な認識は不十分であり、ハードディスクに不具合があれば結果的に設置者が不利益を被る可能性が高いことに着目した独自性の高いビジネスプランといえる。他社への差別化要因も明確であり、市場の将来性も十分に考慮されている完成度の高いプランである。
<企業概要>
【代表者】高杉 政一
【所在地】京都市下京区松原通東洞院東入本燈籠町22-2
【事業概要】防犯カメラ・システムの設計・施工・組立・販売・保守
【電話番号】075-354-3372
【URL】http://www.kbdevice.com/
★京都商工会議所 知恵産業推進室は、知恵ビジネスプランコンテスト認定の
ハンズオン支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/
■お問合せ先: 京都商工会議所 中小企業支援センター 知恵産業推進室
Email:bmpj@kyo.or.jp
2015年03月17日
植村株式会社
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html
高齢者や幼児も「安心安全」な針を使わない縫い付け手芸キット
同社は、110年の歴史を持ち、主に手芸用パーツの卸売を手掛けている。色や形、素材が限定され、選択肢が少なかったバッグの持ち手やがま口口金などに着目して「INAZUMA」ブランドを立ち上げ、顧客の要望に応じてアイテム数を増やしてきた。現在は、3,000種類以上の商品を企画開発し、全国の手芸店などに販売している。
今回、これまで培ってきた商品開発力を生かし、針を使わない縫い付け手芸キットを開発した。あらかじめ穴を空けた合成皮革や布などの手芸パーツに、針の代わりに靴紐のように先端を固くセルチップ加工した組紐を通すことで、バッグや巾着などを簡単に作ることができる。刺繍用の原画も多数用意しており、トレースシートで生地に色を書き写して紐を縫い付ければ、自分だけのオリジナル作品が完成する。
近年、手芸市場は縮小傾向にあるが、その理由として、顧客層が高齢化し、細かな作業が難しくなってきたことが大きかった。また、高齢者施設などでは、危険という理由で、針を使う刺繍などは避けられることが多い。それらの点に着目し、針を使わない安心安全・簡単な手芸キットを開発し、これまで縫い物が難しかった高齢者などに新たな楽しみを提供する。さらに、安心安全・簡単という特性を活かし、初めて刺繍を行う幼児向けの入門キットの需要も見込んでいる。商品改良や販路開拓に当たっては、作業療法士などの専門家と連携しながら進めているところである。
<審査員長の目>
安全性を兼ね備えた手芸用品という新しいジャンルへの挑戦であり、作業療法士と連携しながらの事業構築は評価できる。これまでに培ってきた多品種少量での商品供給体制を活かせることも強みとなっている。今後の課題としては、販路開拓において、エンドユーザーや高齢者施設の現場担当者だけでなく、施設の経営者の理解を得ることも重要と考える。
<企業概要>
【代表者】植村一夫
【所在地】京都市上京区上長者町通黒門東入杉本町459
【事業概要】手芸用バッグパーツ、合成皮革製雑貨、ちりめん、金襴等の企画開発・販売ほか
【電話番号】075-415-1001
【URL】http://www.inazuma.biz/
★京都商工会議所 知恵産業推進室は、知恵ビジネスプランコンテスト認定の
ハンズオン支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/
■お問合せ先: 京都商工会議所 中小企業支援センター 知恵産業推進室
Email:bmpj@kyo.or.jp
2015年02月20日
株式会社FUKUDA 新連携認定&京都環境賞KES推進賞受賞!
株式会社FUKUDA(代表取締役・福田喜之社長)が
近畿経済産業局から新連携の認定を取得し、
また京都市からは京都環境賞KES推進賞を受賞しました。
今回も福田社長と申請書作りの中心を担った宮川マネージャーに
インタビューしましたので、
ご紹介させていただきます。
新連携の認定書を手にする福田社長
会社概要
【会社名】 株式会社FUKUDA
【創 業】 1969年
【代 表 者】 代表取締役 福田 喜之
【事務所所在地】 京都市山科区大宅向山6番地
【Webサイト】 http://fukuda-lub.co.jp/
Q 新連携に取り組まれた経緯を教えてください。
福田社長:知恵ビジネスプランコンテストの認定などによって、
京都ではIBCローリーサービスの知名度が高まってきましたが、
今後は市場が大きい大阪や兵庫などでもサービスを展開しようと
考えていました。
そうした時に、
既に新連携の認定を取得していた三輪タイヤの三輪社長から、
「他府県でもビジネスを展開するなら、
全国的に通用する新連携に挑戦してみてはどうですか?」
とアドバイスをいただき、
取り組みました。
当初は他社へのフランチャイズ化などは
まだ具体的に考えていませんでしたが、
「IBCローリーサービス」の認知度が高まる中で、
同業者などからフランチャイズについての
問い合わせが入るようになりました。
そこで、この際に遠い将来のことと考えていたフランチャイズ化等について
京商や中小機構、近経局の方々と一緒に検討しようと考えました。
Q 新連携の計画概要を教えてください。
社長:「IBCローリーサービス」は、
IBCコンテナと給油装置を搭載したIBCローリー車を使い、
エンジンオイルや機械作動油等を顧客のオイルタンクに配送し、
1L単位で量り売りするものです。
今回はさらに、
機械作動油の交換の際に、
給油と同時に廃油吸引も行うことで、
顧客の生産ラインを止める時間を大きく削減できるようになります。
加えて、オプションの残量検知システムと自動発注システムを導入することで、
顧客のオイル発注の事務負担も軽減します。
Q 申請書の作成過程で気づきなどはありましたか?
宮川マネージャー:IBCローリーサービス開始から約2年が経ちましたが、
様々な課題を見直す機会になりました。
京商の経営支援員さんや
中小機構の統括プロジェクトマネージャーの
おかげで最後まで取り組めました。
Q 環境への取り組みについても教えてください。
社長:KESステップ2を取得して5、6年経ちますが、
その間にもステップ2からCSRにも対応したステップ2SRに移行しました。
また、当社は自動車潤滑油販売業界では初めて
エコマークも取得しています。
京都環境賞の審査では、
IBCローリーサービスの斬新さと、
ドラム缶約1,400本分の産業廃棄物を削減したことが評価されたようです。
Q 新連携や環境に取り組もうという方へのアドバイスをお願いします。
社長:何か認定を取ること自体を目的にするのではなく、
第三者から様々な目で評価してもらうことが大事だと思います。
認定を得られたら得られた理由が、
残念ながら認定を得られなければ、
それはそれで理由があると思います。
お金をかけずに、
自分たちの事業を第三者に真剣に見てもらったり、
知ってもらったりするいい機会だと思います。
また、せっかく京商の会員になっているのなら、
活用しないともったいないですよ。
こちらから働きかけることで、
絶対に会費の何倍もメリットがあります。
ただし、受け身でいても、
京商の経営支援員さんたちもどのようなアプローチを
すればいいのかわからないので、
こちらから京商に自社の情報や希望、課題などを
伝えておくことがポイントです。
Q 今後の抱負をお願いします。
社長:今回のIBCローリーサービス車両についても、
車両自体は知恵ビジネス認定仲間の三輪タイヤさん、
ポンプシステムはオスカー認定仲間の富永製作所さんとのコラボレーションです。
今回の新連携や京都環境賞でもそうしたコラボができればいいなと思っています。
福田社長、宮川マネージャーありがとうございました。
FUKUDAさんの今後がさらに楽しみですね!
京都環境賞の表彰状を手にする社員のみなさん
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★ 京都商工会議所は、経営革新や元気印など
中小企業の皆様の成長発展を後押しする
さまざまな公的認証制度の申請支援等を行っています。
お問い合わせは知恵産業推進室 または お近くの支部まで
→ http://www.kyo.or.jp/kyoto/kyosho/information.html
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2015年01月29日
桜栄印刷株式会社 様「知恵の経営」実践モデル企業に認証
京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
桜栄印刷株式会社(代表取締役 中西厚詞)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成26年12月)。
認証書を手にする中西社長
桜栄印刷株式会社様は、昭和27年1月下京区黒門通高辻角にて創業(法人設立:昭和49年12月)されました。現在は、下京区西七条を本拠地とし、印刷および印刷関連業、IT関連業を展開されていらっしゃいます。
同社は、「お客様が本当に望んでいるのは印刷物自体でなく、その先にあると思います。」の思いの下、創業以来培った知識と経験を伝承し 時代の変化に対応できるスタッフを活かし、印刷機や加工機およびシステムを揃え、小ロットから大ロットまで多様な製品を自社製造が可能とし、お客様をご紹介していただいたり、印刷物をすべて任せていただいたりしてするなど、顧客から高い信頼を受けた事業展開をしておられます。
今回は、代表取締役 中西厚詞様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 桜栄印刷株式会社
代表取締役 中西厚詞
所 在 地 京都市下京区西七条西石ヶ坪町7の2
事 業 内 容 印刷および印刷関連業、IT関連業
ホームページ http://www.oa-print.com/
社屋
主力のオフセットフォーム輪転印刷機
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 事業継承を機会にさまざまな商工会議所のセミナーに参加する中で、知恵の経営「入門」
セミナーに参加しました。セミナーの内容はわかりやすく、知的資産経営の必要性を感じました。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A 目的は①ステークホルダーに当社への理解を深めてもらうこと ②会社が何をして、
どの方向に向かうのか?を社員が理解することです。
京都商工会議所主催の知恵の経営「実践」セミナーに参加しました。その後内容を深く掘り下げ、
作業シートに書き出しました。社員ひとりひとりにヒアリングや回覧を実施しました。会社全体の
取り組みとして報告書をまとめることができました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 「モチベーションの維持や向上」という点です。
当社では、社員旅行や忘年会のような特別な行事をしていませんし、社員同士の飲み会や
プライベートなつきあいもほとんどありません。でも、当たり前に日々実践していることの中に、
実は大切なことがたくさんありました。
具体的には、安全で働きやすい環境を構築すること、そして、自分の成長している姿が見えて
こそ、モチベーションの維持や向上に繋がります。知恵の経営報告書を利用して、さらなるモチ
ベーションの向上に繋げられればと考えています。
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?。
A 「製品やサービスを通じてお客様のマネジメントに貢献できる」という当社の強みを発揮できる
職人や自社生産体制、ステークホルダーといった価値、もしくは知的資産があることです。
真剣な眼差しで印刷に取り組む現場スタッフ
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
A 的確なご指摘やアドバイス、きめ細やかなご支援を頂戴いたしました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 社内外問わず、当社との過去の想い出、当社に期待すること、当社に対する
ご意見や批判などの客観的なご意見を頂戴したことです。これらの意見は、
当社がさらなる成長を遂げるために、欠かせない情報だと思います。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 原点を回帰し、未来の可能性を考えることだと思います。「なぜこの会社を
つくったのか?」創業時の想いや苦労したこと、そういった過去から今日に至り、
その先に未来があります。誰もが未来に可能性を感じられる会社とお取引したい
と考えるはずです。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 行動なき計画は消え去る夢にすぎません。
知恵の経営報告書を活用し、着実に行動していきたいと思います。
新サービス「シンプルブック」のご案内
中西様、ありがとうございました。
桜栄印刷様の今後の新たな展開が楽しみです!
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2015年01月14日
京菓苑 株式会社 花ゆう 様「知恵の経営」実践モデル企業に認証
京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
京菓苑 株式会社 花ゆう(代表取締役 小島滋人)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成26年12月)。
認証書を手にする小島社長(右)と 金本総務部長(左)
京菓苑 株式会社 花ゆう(以下、花ゆうと略称)様は、昭和33年京都市中京区姉小路にて創業されました。現在は、右京区梅津後藤町を本拠地とし、京菓子や歳時菓子、高級菓子の企画製造・加工、販売を展開されていらっしゃいます。
同社は、季節菓子、歳時菓子などの先取り提案商品に対し、お得意様から「お店や売り場に季節感が出る」「華やかになってお客様から喜ばれる」などのお声が多くあり、一工夫、一手間を掛けた商品づくりが高級な手づくり感と温かさを醸し出しているとの評価を受けておられます。
また、お得意様の視察なども積極的に受けることによって、自社の衛生管理向上に繋げていらっしゃいます。
今回は、代表取締役 小島滋人様と総務部長 金本 幸二様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 京菓苑 株式会社 花ゆう
代表取締役 小島 滋人
所 在 地
京都本社 京都市右京区梅津後藤町22-4(四条通り有栖川上ル)
東京営業所 東京都新宿区早稲田鶴巻町301
事 業 内 容 京菓子、歳時菓子、高級菓子の製造、加工、販売
ホームページ http://www.hanayou.co.jp/
角箱小ふた付
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A
・商工会議所主催で「知恵の経営」入門セミナーの事例発表を聴講後、ご担当の
経営支援員が来社され、説明を聞きました。弊社にとっても、大変良い勉強になると考え、取り組ませていただきました。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A ・全従業員とお取引先に弊社の強みや、特徴をより深く知っていただくと共に、自社の歴史や
商品、業務知識の習得、営業ノウハウや技術の継承、経営方針の共有や従業員の団結心向上
などに活かす為です。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A
・何度も添削、修正の指摘を受けることで、目的を見失いかけたこと。
・実際の数字などの資料作成や分かりやすい文章にしていく工夫。
Q 貴社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?。
A
・過去の商品づくりで培った蓄積の上に、新しい製品作りへチャレンジ
・付加価値の高い商品づくり。通年商品は基より季節商品、歳時商品など多品種でありながら
手作り感のある商品づくり
逸品菓集12セット入
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
A
・非常に適切にご指導いただきました。
・一番はじめに「知恵の経営」の全体像とプロセス、結果を具体的に(事例も含めて)
お伺いした方がスピーディーに出来たかもしれません。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A
・客観的に会社全体をみることが出来、強みと弱みの把握が出来ました。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A
・自社にとって、「『知恵の経営』報告書は何の為に作成するのか」という
しっかりとした目的意識が大切です。
・客観的に骨太に概要を書いた後、細かく具体的に書き進めていくと良いと思いました。
Q 今後の抱負をお願いします。
A
・今回認証を受けた「知恵の経営」報告書が絵に描いた餅に終わらないよう、見直しをし、
実行に写し、経営に役立てたいと考えます。
新餅入りあわせ
小島様、金本様、ありがとうございました。
花ゆう様の今後の新たな展開が楽しみです!
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2014年11月28日
第6回知恵ビジネスプランコンテスト公募終了のお知らせ
受付を終了いたしました。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
京都商工会議所
中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
(知恵産業) http://www.kyo.or.jp/chie/
(会議所HP) http://www.kyo.or.jp/kyoto/
2014年11月21日
京都新聞に掲載されました!<大東寝具工業「のびる子どものねむり読本>
☆大東寝具工業「のびる子どものねむり読本」
京都商工会議所では、会員サービスとして、京都経済記者クラブへの
プレスリリースや会報での会員企業情報の掲載を行っています。
お気軽にご相談ください。
2014年11月18日
株式会社たにぐち 経営革新計画承認
株式会社たにぐち(代表取締役・谷口容造社長)が、
「知恵の経営」実践モデル企業認証に続き、
この度「京都産農産物等を使ったお菓子の新たな生産・販売方式の導入」で
京都府から経営革新計画の承認を受けられました。
おめでとうございます。
谷口社長にインタビューしてきましたので、
ご紹介させていただきます。
経営革新計画承認書を手にする谷口社長(右)と谷口園恵取締役(左)
会社概要
【会社名】 株式会社たにぐち
【代表者】 代表取締役 谷口 容造
【所在地】 京都市上京区丸太町黒門通東入る藁屋町525
【創 業】 1908年
【Webサイト】 http://www.taniguchi-inc.co.jp/index.html
Q 今回、経営革新計画に取り組まれた経緯を教えてください。
社長:従来の卸売中心から、
自社商品やOEM受注中心に事業が変化してきた中で、
従業員も取引先もおかげさまで増えてきましたので、
この辺りで一度事業を見つめ直したいと考え、
旧経営革新法時代の2003年に続き、
二度目の経営革新に挑戦しました。
Q 申請書等を作成する過程で気づきなどはありましたか?
社長:いろんなことを発想する機会として、
ものすごく役に立ちました。
日常の業務の中ではどうしても革新的な考えは浮かびませんが、
外部からアドバイスをいただくことで、
新たな視点で業務を見つめ直すことができました。
数字などについても詳細に検討でき、
おかげでより確実な計画にできたと思います。
経営革新計画で記入した数字は事業を進めるうえで、
いいプレッシャーにもなっています。
Q これから経営革新に取り組まれる方へのメッセージをお願いします。
社長:たとえ思ったような結果が出なくても、
何かにチャレンジすることで、
必ずや何か得るものはあると思います。
経営革新などの公的認証をいただくことで、
新規事業についての自信も深まり、
経営者や会社の背中を押してもらえるような気がします。
Q 今後の抱負をお願いします。
社長:少し前にCSRが注目されていましたが、
同じような商品を作っていても、
どんな会社かがより問われてきたと感じています。
そうした時代の変化に社員が自律的に対応できるよう、
これまで以上に社員教育などで社員のレベルを上げていきたいですね。
独特の風味がバイヤーにも人気の「堀川ごぼうチップス」
丹波産の粒・煮汁入り「黒豆ゼリー」
谷口社長ありがとうございました。
たにぐちさんの今後がさらに楽しみですね!
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★ 京都商工会議所は、経営革新や元気印など
中小企業の皆様の成長発展を後押しする
さまざまな公的認証制度の申請支援等を行っています。
お問い合わせは知恵産業推進室 または お近くの支部まで
→ http://www.kyo.or.jp/kyoto/kyosho/information.html
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2014年10月16日
2014年10月06日
京輪晒綿紗KYO WAZARASHI MENSYA × 京都の草木染
村田染工さんの草木染と大東寝具工業さんの安心安全なホームリネンシリーズが
コラボレーション!
昨日、プレスリリースを行いました。
この前のめりな感じ、どんな記事になるのか楽しみです!!
☆リリース資料はこちら