京都商工会議所　知恵産業推進室

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　株式会社山石（代表取締役・山石康裕社長）が
3月5日に京都リサーチパークにて、
株式会社ハースト婦人画報社ととともに、
7月にグランドオープンさせるB2Bサイトの事業説明会を行いました。
　また、同社は経営革新、京都府元気印中小企業認定に続き、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業にも認証され、
2回目の経営革新計画も京都府に提出しています。
　今回は山石社長にインタビューしてきました。

会社概要
【会　社　名】 株式会社山石
【創　　　業】 1986年
【代　表　者】 代表取締役社長　山石 康裕
【 従業員数 】 3名
【 事業内容 】 和装品製造販売
【所　在　地】 京都市伏見区久我石原町3-10　
【Webサイト】 http://yamaryu.tv/



　　　　　事業説明会で熱弁をふるう山石社長


Ｑ　今回の新規事業について説明して下さい。
　
　『美しいキモノ』を手掛けるハースト婦人画報社と共同で、
和装業界の商品経路をＢtoＢのインターネットモールの
バイパスを確立することにより、
商品と決済システムを効率化します。
　現状では、小売店で商品が売れてから職人に入金されるまで、
平均して約1年もかかると言われています。
このサイトではカード決済または現金決済に統一することで、
職人やメーカーの資金繰りに貢献します。
和装を含め地場産業や伝統産業と
地域毎の風習やコミュニティを
次世代に伝える環境を整備していきたいと思い、
2008年から構想を練ってきました。


Ｑ　「知恵の経営」の認証も取られましたね。

　和装業界を営む者として、
これからの時代も時代に則った経営ができるということを、
長く京都で伝統産業に従事してらっしゃる方や、
着物愛好家の方々にも知っていただきたいとの思いで、
報告書を作成しました。
　報告書にまとめることで、
これまでの歩みや今後の方向性を改めて確認できたと思います。


Ｑ　プロモーション方法が大変ユニークですね。

　和装は「知れば知るほど欲しくなる」ので、
売るための展示会ではなく、
着物をよく知っていただくために、
自ら「山龍」と名乗り、
百貨店やカルチャーセンターでの講演などを重視しています。
　あくまで着物をよく知っていただくことが目的ですので、
その場では販売などを行いませんが、
おかげさまで当社のお店にはたくさんのお問い合わせをいただいています。
　

Ｑ　今後の抱負をお願いします。

　多くの職人さんと連携しながら「和装SPA」を目指し、
今回のB2Bのインターネットモールをはじめ、
様々な取り組みを行います。
　当社の取り組みで、
少しでも和装業界の職人さんたちが元気になっていただければと思っています。


　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　デパートでの「目からウロコの着物セミナー」の様子


　山石社長、ありがとうございました。
　山石さんの活躍が伝統産業の振興につながるように期待しています！



　　　　　　　　　　　　　山龍こと山石社長（中央）を囲むスタッフの皆さん