2015年01月29日
桜栄印刷株式会社 様「知恵の経営」実践モデル企業に認証
京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
桜栄印刷株式会社(代表取締役 中西厚詞)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成26年12月)。
認証書を手にする中西社長
桜栄印刷株式会社様は、昭和27年1月下京区黒門通高辻角にて創業(法人設立:昭和49年12月)されました。現在は、下京区西七条を本拠地とし、印刷および印刷関連業、IT関連業を展開されていらっしゃいます。
同社は、「お客様が本当に望んでいるのは印刷物自体でなく、その先にあると思います。」の思いの下、創業以来培った知識と経験を伝承し 時代の変化に対応できるスタッフを活かし、印刷機や加工機およびシステムを揃え、小ロットから大ロットまで多様な製品を自社製造が可能とし、お客様をご紹介していただいたり、印刷物をすべて任せていただいたりしてするなど、顧客から高い信頼を受けた事業展開をしておられます。
今回は、代表取締役 中西厚詞様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 桜栄印刷株式会社
代表取締役 中西厚詞
所 在 地 京都市下京区西七条西石ヶ坪町7の2
事 業 内 容 印刷および印刷関連業、IT関連業
ホームページ http://www.oa-print.com/
社屋
主力のオフセットフォーム輪転印刷機
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 事業継承を機会にさまざまな商工会議所のセミナーに参加する中で、知恵の経営「入門」
セミナーに参加しました。セミナーの内容はわかりやすく、知的資産経営の必要性を感じました。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A 目的は①ステークホルダーに当社への理解を深めてもらうこと ②会社が何をして、
どの方向に向かうのか?を社員が理解することです。
京都商工会議所主催の知恵の経営「実践」セミナーに参加しました。その後内容を深く掘り下げ、
作業シートに書き出しました。社員ひとりひとりにヒアリングや回覧を実施しました。会社全体の
取り組みとして報告書をまとめることができました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 「モチベーションの維持や向上」という点です。
当社では、社員旅行や忘年会のような特別な行事をしていませんし、社員同士の飲み会や
プライベートなつきあいもほとんどありません。でも、当たり前に日々実践していることの中に、
実は大切なことがたくさんありました。
具体的には、安全で働きやすい環境を構築すること、そして、自分の成長している姿が見えて
こそ、モチベーションの維持や向上に繋がります。知恵の経営報告書を利用して、さらなるモチ
ベーションの向上に繋げられればと考えています。
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?。
A 「製品やサービスを通じてお客様のマネジメントに貢献できる」という当社の強みを発揮できる
職人や自社生産体制、ステークホルダーといった価値、もしくは知的資産があることです。
真剣な眼差しで印刷に取り組む現場スタッフ
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
A 的確なご指摘やアドバイス、きめ細やかなご支援を頂戴いたしました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 社内外問わず、当社との過去の想い出、当社に期待すること、当社に対する
ご意見や批判などの客観的なご意見を頂戴したことです。これらの意見は、
当社がさらなる成長を遂げるために、欠かせない情報だと思います。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 原点を回帰し、未来の可能性を考えることだと思います。「なぜこの会社を
つくったのか?」創業時の想いや苦労したこと、そういった過去から今日に至り、
その先に未来があります。誰もが未来に可能性を感じられる会社とお取引したい
と考えるはずです。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 行動なき計画は消え去る夢にすぎません。
知恵の経営報告書を活用し、着実に行動していきたいと思います。
新サービス「シンプルブック」のご案内
中西様、ありがとうございました。
桜栄印刷様の今後の新たな展開が楽しみです!
----------------------------------------------
★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470