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2015年03月17日

植村株式会社

第6回知恵ビジネスプランコンテスト認定事業
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html


高齢者や幼児も「安心安全」な針を使わない縫い付け手芸キット

同社は、110年の歴史を持ち、主に手芸用パーツの卸売を手掛けている。色や形、素材が限定され、選択肢が少なかったバッグの持ち手やがま口口金などに着目して「INAZUMA」ブランドを立ち上げ、顧客の要望に応じてアイテム数を増やしてきた。現在は、3,000種類以上の商品を企画開発し、全国の手芸店などに販売している。

植村株式会社


今回、これまで培ってきた商品開発力を生かし、針を使わない縫い付け手芸キットを開発した。あらかじめ穴を空けた合成皮革や布などの手芸パーツに、針の代わりに靴紐のように先端を固くセルチップ加工した組紐を通すことで、バッグや巾着などを簡単に作ることができる。刺繍用の原画も多数用意しており、トレースシートで生地に色を書き写して紐を縫い付ければ、自分だけのオリジナル作品が完成する。

植村株式会社


近年、手芸市場は縮小傾向にあるが、その理由として、顧客層が高齢化し、細かな作業が難しくなってきたことが大きかった。また、高齢者施設などでは、危険という理由で、針を使う刺繍などは避けられることが多い。それらの点に着目し、針を使わない安心安全・簡単な手芸キットを開発し、これまで縫い物が難しかった高齢者などに新たな楽しみを提供する。さらに、安心安全・簡単という特性を活かし、初めて刺繍を行う幼児向けの入門キットの需要も見込んでいる。商品改良や販路開拓に当たっては、作業療法士などの専門家と連携しながら進めているところである。

<審査員長の目>
安全性を兼ね備えた手芸用品という新しいジャンルへの挑戦であり、作業療法士と連携しながらの事業構築は評価できる。これまでに培ってきた多品種少量での商品供給体制を活かせることも強みとなっている。今後の課題としては、販路開拓において、エンドユーザーや高齢者施設の現場担当者だけでなく、施設の経営者の理解を得ることも重要と考える。

<企業概要>
【代表者】植村一夫
【所在地】京都市上京区上長者町通黒門東入杉本町459
【事業概要】手芸用バッグパーツ、合成皮革製雑貨、ちりめん、金襴等の企画開発・販売ほか
【電話番号】075-415-1001
【URL】http://www.inazuma.biz/

★京都商工会議所 知恵産業推進室は、知恵ビジネスプランコンテスト認定の
ハンズオン支援を行っています。
http://www.kyo.or.jp/chie/
■お問合せ先: 京都商工会議所 中小企業支援センター 知恵産業推進室
Email:bmpj@kyo.or.jp


Posted by 知恵ビジ at 13:07│Comments(0)
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