2017年03月16日 08:50
Q「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 新規事業の方向性や展望、方針をより具体化する必要があると感じたからです。
Q「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして
作成を始められましたか?
A アパレル業界のデザイナー・バイヤーの皆様や一般消費者の皆様に弊社
の強み、特徴を通じて手捺染の魅力を知って知っていただきたい思い
から報告書作成に取り組みました。また、報告書作成を通して社内に
おける技能継承に活かすべく作成しました。
まずは、「知恵の経営」実践セミナーへ参加し、書くべき観点を学び、
経営支援員の方や中小企業診断士の方にご助言をいただきながら進めました。
約2,000種に及ぶ色糊のストック(左)、染色風景(右)
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A なんでもやってみるチャレンジ精神です。その上で、(友禅、手捺染)業界の
常識にとらわれず、顧客の要望に応えられる取り組み(作業方法や作業体制の
整備)を行った点だと考えています。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 執筆を進めるうちに情報が膨大になり、報告書全体を俯瞰してみることが
難しくなり、一時期、執筆の方向性がわからなくなったことです。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(本所の経営支援員・専門家派遣による支援)
A とても感謝しております。弊社の内情をよく理解していただき、かつ客観的な
視点でアドバイスをしてくださり、執筆を進める上で大変心強かったです。
おかげで、途中方向性で迷ったときも報告書完成までのナビゲーションがあった
結果、「知恵の経営」の認証を戴くことができました。
独自の3ブランド ― sakira nenari ten-ne ―
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 第三者の視点で自社を見ることができた点です。自社の知恵については、
経営支援員の方や専門家(中小企業診断士)から受ける指摘を通して初めて
自覚できました。
Q 今後「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 「知恵の経営」報告書作成を通して、自社にしかない強みや知恵を棚卸し
することで、自社の新しい可能性や方向性を見出すことができたと実感して
います。日々の業務の中で執筆を進めるのは大変かと思いますが、是非とも
書き上げてください。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 報告書の中で設定した2年後のビジョンを実現できるように、小さなゴールを
一つ一つ確実にクリアしていけたらと存じます。その中で手捺染の魅力を
皆様にお伝えすることができたら嬉しく思います。
自社保有の色見本
山田社長、森末様、そして報告書作成にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
株式会社染めのさきら 様の2年後のビジョン実現に向けて、京都商工会議所も引き続き応援して参ります。
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せ、ご相談ください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
web:http://www.kyo.or.jp/chie/report/about.html
☆〔関連ページ〕 京都府庁 : 自社の強み発掘 「知恵の経営」
http://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/1220963445686.html