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2014年04月04日

山口硝子製作所様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証

京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
山口硝子製作所(代表 山口誠 、副代表 山口信乃介)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成26年3月)。





















山口硝子製作所様は、大正14年、京都の分析機器メーカーの理化学用ガラス器具
の製造下請け工場として創業されました。 
今日においても、同社は、主に理化学用ガラス器具の製造・販売を行うガラス加工業者
として、分析・計測機器を製造するメーカーに対し、オーダーメイドの分析・計測装置用
のガラス部品を提供されています。
全従業員が手作業のガラス加工技術を習得したガラス職人であり、その歴史は約90年
に及びます。少量の複雑なガラス製品を安価に作製できる同社は、品質・納期・対応面
で大手分析・計測機器メーカーから高い評価を受けておられます。

今回は、代表の山口誠様および副代表の信乃介様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
 事 業 所 名  山口硝子製作所
 代     表  山口誠
 所  在  地   京都市左京区新丸太町通仁王門下がる新丸太町59
  事 業 内 容 理化学用ガラス器具(※1.)、分析・計測機器用(※2.)のガラス製品、
          装飾用ガラス製品の製造・販売
         ※1.理化学用ガラス器具…ビーカー、フラスコ、反応容器、蒸留器、
                    冷却器、分析・計測機器用ガラス部品など、分析・
                    計測用途に作製されるガラス製品全般のことを指します。
         ※2.分析・計測機器…物質の組成,性質,構造,状態等を定性的・
                    定量的に測定する機器のことで、環境水質調査や
                    工業・生活排水の評価・食品の分析など多くの
                    局面で使用されます。
   ホームページ http://www.yamaguchi-glass.com/


  
  
            工場の製作風景

Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 京都商工会議所入会時に担当支援員からの案内で「知恵の経営」のことを知り、
  
  会議所主催の「知恵の経営」入門セミナーに参加したのが始まりです。

Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?
A この報告書は、顧客の皆様・弊社従業員に、当社の強み、特徴をより深く知っていただく
  べく作成しました。  
   
  ガラス加工業界というものは、一般的に広く知られた分野ではなく、日常生活でも馴染のない
  材料や技術を使用しているため、顧客および弊社従業員に対し、その内実と弊社の置かれて
  いる立場や強み、今後の方向性をよく理解していただく資料となれば、と考えておりました。 

  他方、創業以来の事業展開を文字にしてまとめていき、現在、新たに制度化している
  取り組みをわかりやすく伝える手段としても、報告書を作成しようと思いました。


Q 「知恵の経営」報告書はどのようにして作成を始められましたか?
A 報告書の作成にあたって、弊社単独では、何をどの程度まで書けば良いのかわかり
  ませんでした。そこで、「知恵の経営」実践セミナー(京都商工会議所 主催)を受講し、
  骨子をつかむところからスタートしました。


Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A ・最初は、自社の歴史に関する資料不足に悩みました。社歴を振り返るにあたっては、
   長く勤めていただいているベテラン従業員にも聞きながら、確認していくことも多々ありました。
  

  
  ・また、報告書作成に対する社内の理解、協力を得るまでに時間を要したことです。
   熟練職人の中には、「報告書作成や認証によって何の役に立つのか」という意見も
   ありましたが、経営者の思いと弊社にとっての意義、認証メリット等を話し、コミュニ
   ケーションをとり続けることを通して、次第に理解を得られるようになりました。

  
  ・報告書の内容を考え直したり、書き直したりして、弊社「強み」や「知恵」を掘り下げていく
   ことに苦労いたしました。ですが、3度4度と繰り返し見直していくうちに、例えば、弊社の
   ガラス加工技術などは現場で培われた知恵なんだな、ということを徐々に認識するよう
   になりました。


Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?。
A 従業員が安心して働くことができる家族的な社風と、ガラス製品を一から完成品まで
  作り上げることで仕事の面白さがすぐにわかる点かと考えています。

  初代山口伊三郎は、穏やかで従業員を家族のように大事にする人だったと聞いており、
  現在も、従業員相互の尊敬・愛情は最も重要なものとしてその精神を受け継いでいます。

  新人が熟練のガラス職人になるまでには何十年も掛かります。その後会社を辞めずに
  働き続けてもらわなければ、会社にはガラス職人が根付きません。歴々の熟練職人と
  現在の従業員がなぜ弊社で仕事を続けているかといえば、当社に安心して働くことの
  できる環境が存在したからであり、家庭的な社風がその環境の土壌となり続けています。


Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 自社の事業展開や強みや知恵について第三者の立場で見ていただき、評価を得られた
  ことが大きいです。  また、専門家派遣や担当の経営支援員のアドバイスを聞いて、
  自分たちの会社を客観的に見つめ直す良い機会になりました。

  従業員の意識も、少しずつ変わってきており、今後の経営にも活かしていけると
  考えています。

Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 自社の強みや経営に活かしている知恵を第三者に見ていただき、評価を得る
  ことは、自社事業展開の意義深さや価値に改めて気づくことにつながり、経営者
  および従業員が自信を持って仕事に向き合うことにつながります。

  
  報告書作成時間には、想定していた以上に時間と労力を要しましたが、
  取り組んだことはよかったと感じています。

 
  ぜひ皆さんにもチャレンジしていただきたいです。


  
















       

                加工風景
 
(ガラス加工の基本技術を組み合わせて複雑度と困難度の高い製品を作製)

















  熟練の技術で仕上がった分析装置用および機器用ガラス部品

山口様、ありがとうございました。
山口硝子製作所さんの今後のご活躍がますます楽しみになってきました!
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  ★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
   お気軽にお問合せください。
  ・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
   ℡:075-212-6470


  


Posted by 知恵ビジ at 12:59Comments(0)お知らせ