2015年04月27日
2015年04月23日
2015年04月23日
有限会社カシテック様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
有限会社カシテック(代表取締役社長 柏木 一馬)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成27年3月)。
認証書を手にする柏木一馬社長(右)と拓夫氏(左)
有限会社カシテック様は、和洋菓子販売店に対し、製菓・厨房機器販売、各種機械等の
メンテナンス、別注抜型の製造販売の事業を展開していらっしゃいます。特に、抜型の製造に
では、持ち手の部分に特殊な形状を設け、長時間の生地抜き作業にも疲れにくい設計を行う
といった菓子職人の立場で考えた工夫をされています。その評判を聞きつけたお客様から
新規受注をいただくことも多く、またリピート率も9割に上るとのことです。
他方、菓子店舗に対しては、菓子製造機器の販売やメンテナンスサービスの提供を通して、和洋
折衷の菓子商品提案、厨房を含めた店舗設計提案を行い、消費者来店数の増加に貢献され、同社
に発注されたお客様からは「情報が豊富」、「作業効率が上がる」といった高い評価を得ていらっしゃいます。
今回は、代表の一馬様および後継者の拓夫様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 有限会社カシテック
代表取締役社長 柏木 一馬
創業 ・ 設立 平成5年
所 在 地 京都市左京区八瀬秋元町537-2
電 話 番 号 075-723-7676
事 業 内 容 製菓・厨房機器販売、各種機械等のメンテナンス、別注抜型の製造販売
抜型製作風景 抜型完成品
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 京都商工会議所主催の「知恵の経営」入門セミナーに参加し、自社でも取り組みたいと
思ったのが始まりです。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A 当社の現状を把握し、強みを活かし弱みを克服できる会社を目指すため、そして当社が培って
きた抜型の技術や人脈という知的財産を次代へ継承するべく作成いたしました。
作成は、京都商工会議所主催の「知恵の経営」報告書の実践セミナーに参加し、取り組み始め
ました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 普段の仕事との両立でなかなか作成に取り組むことができませんでした。
また、資料作成の経験があまりないので、図解等の作成やワードへの差し込みにとても時間が
かかってしまいました。当社の強みや弱み、知恵の深堀に大変苦労をしました。
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A 50年に及ぶ体験知です。顧客との間で抜型製作での試行錯誤や商談での聴き取り力です。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
A とっても親切にアドバイスをいただき完成まで導いていただきました。
作成途中に何度も心が折れそうでしたが、京都商工会議所の担当支援員と専門家(中小企業
診断士)の先生に支えていただき完成することができました。本当に感謝しております。
製造機器搬入状況
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 当社の現状を把握することができ、強みを活かし弱みをより知ることができました。
また今後の展開を明白にすることができました。
強みや知恵は、当社が当たり前と思っていたことが当たり前ではなかったことに
気付くことができました。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 自社の現状をより把握することができます。強みや弱み、自社の知恵を深堀する
ことで今後の展開に大きな可能性を発見できます。
報告書作成は大変だと思いますが、取り組んだ分以上の結果があります。
Q 今後の抱負をお願いします。
A 「知恵の経営」報告書で作成した今後の展開を確認しながら、経営のものさしで
設定した2年後の目標を達成していきしたいと思います。そして、今ある知恵を
どのように活用できるのか引き続き模索してしたいと思います。
一馬社長、拓夫様、ご協力をありがとうございました。
カシテック様の今後のご活躍が楽しみです!
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2015年04月22日
株式会社キャビック様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
株式会社キャビック(代表取締役社長 兼元 秀和)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成27年3月)。
同社は、今回2回目の認証となります。
認証書を手にする兼元社長
株式会社キャビック様は、昭和36年に創業(当時:西京タクシー(株)と称)され、翌37年から
タクシー事業を開始、昭和52年には京都府で初めて福祉タクシーの認可を取得し、福祉輸送
業務を開始されました。訪問介護事業所指定を受けた平成12年以降は、介護保険制度
への対応も行い、介護タクシーの開始や障がい者支援を行うスロープ付き福祉タクシーも
導入、障がい者居宅支援や居宅介護支援等、タクシー等による移動分野だけでなく、介護分野
のサービスも充実してこられました。
その後、「移動×介護」サービスの特化を図り、「ケア&ケアタクシー」や「ケアたび」(平成24年
当時は「お出かけケアタクシー」として第3回知恵ビジネスプランコンテスト認定、平成25年には
第2種旅行業登録)、「BBQタクシー」のほか、複合介護施設「すぃーとハンズ」といった独自の
サービスを数多く展開され、利用者層も多岐に亘ります。
平成27年1月に同社は創立53周年を迎えましたが、100年後のあるべき姿を目指し、
「キャビックでないと」とお客様に思っていただく努力を日々続けていらっしゃいます。
今回は、代表の兼元様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 株式会社キャビック
代 表 兼元 秀和
所 在 地
本 社 京都市右京区梅津段町8番地
すぃーとハンズ下京 京都市下京区西七条東御前田町33-3
すぃーとハンズ嵯峨野 京都市右京区嵯峨野北野町7-1
すぃーとハンズ向日 向日市上植野町下川原46-4
すぃーとハンズ物集女 向日市物集女町五ノ坪21-4
事 業 内 容 一般乗用旅客自動車運送事業、介護事業ほか
ホームページ 移動サービス http://www.cabik.co.jp/
介護サービス http://www.cabikcare.jp/
小型、中型タクシーのほか、ジャンボハイヤーや
福祉タクシー、エコタクシー(電気自動車)等
全127車両(平成27年3月時点)
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A 弊社新規事業プラン(お出かけケアタクシー)が京都商工会議所「第3回知恵
ビジネスプランコンテスト」に認定された後、弊社の知恵をもっと掘り下げて明確
にしたいとの思いがありました。同所が会社の強み、知恵を「見える化」する
「知恵の経営」支援を行っていることを伺い、「知恵の経営」入門セミナーに参加
いたしました。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A
・平成25年に第1版を作成しました。第1版では当時、創業50周年を迎え先人たち
が創り上げた歴史を知り、これから弊社が目指すところを全社員で共有するために
作成しました。
・平成27年の第2版では、更に社内外の関係者に弊社の全体像と蓄積し続けて
きた知恵、そして今後のビジョンを知っていただくべく作成しました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A 弊社は事業内容が多岐に亘るため、サービス紹介に終わらないように知恵の
源泉を見出していくことが大変な作業でした。日々当たり前にやっていることを
知恵として表現することの難しさを実感いたしました。
Q 御社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A 創業者から引き継がれている福祉への思いが「移動と介護を有機的に提供し、
地域社会で必要とされる企業を目指す」という基本理念に現わされています。
社会性の高いサービスを提供し、お客さまから「ありがとう」と言っていただける
ことが、社員のモチベーションを高め、更にチャレンジを続けて自らの事業を進化
させていると思っています。
複合介護施設「すぃーとハンズ」でのご利用者とスタッフ
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当、および専門家派遣を活用)
A 最初に、方向性を示していただき、個々の場面で的確な支援をいただけました。
社内で見えていない「あたりまえ」を「知恵」として強みに繋げていく助言や考え方
を示唆していただけたことが、作成の大きな力となりました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A 第1は、作成のプロセスにおいて、各部署の連携やサービスの成り立ちを把握
することができたことです。第2には、社員と強みを共有できるようになったこと
です。新入社員の研修時に教育ツールとして使用しています。そして、第3には、
弊社の取組みが第三者に評価いただけたことです。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A 何でもないことが強みであったりしますので、一度掘り下げて考えてみると
「知恵の発見!」になります。そのためには、京都商工会議所の支援が不可欠です。
Q 今後の抱負をお願いします。
A マネジメントツールとして「知恵の経営」を活かして、行動に移し実践します。
すぃーとハンズ嵯峨野
(4つ目の複合介護施設として平成26年6月に開所)
兼元様、またご協力をいただきました社員の皆様、ありがとうございました。
キャビック様の今後の展開が楽しみです!
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★京都商工会議所は、「知恵の経営」報告書の作成支援をしています。
お気軽にお問合せください。
・中小企業経営支援センター 知恵産業推進室
℡:075-212-6470
2015年04月20日
山元染工場様 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
山元染工場(代表 山元 宏泰)様が、
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました(平成27年2月)。
認証書を手にする山元宏泰社長(右)と桂子氏(左)、久仁子氏(先代:右)
山元染工場様は、舞台やテレビ、映画等で使用される衣裳を受注生産し、貸衣装店等に納品する事業を中心に展開していらっしゃいます。
商品分野として、①踊り・祭・イベント衣裳、②舞台演劇衣裳、③映画・テレビ時代劇衣裳、④ふろしき加工品、足袋地染加工等を取り扱い、製造面では、主に型友禅によるデザイン・染め加工・金彩・縫・仕立を一貫して手掛けておられ、完全オーダーメイドで対応される同社のスタイル、商品は顧客から高い評価を受けておられます。
初代から現・四代目までを通し、同社は時代ごとに求められる技術や表現力を磨き継承しながら、顧客との深い関わりを大事にし、難しい要望にも責任感を持って応える姿勢で独創的なものづくりを続けていらっしゃいます。
作業風景
今回は、代表の山元 宏泰様と桂子様にインタビューしましたので、 紹介させていただきます。
<概要>
事 業 所 名 山元染工場
代表取締役 山元 宏泰
所 在 地
京都本社 京都市中京区壬生松原町9−6
事務所所在地 京都市右京区梅津後藤町7−39
事 業 内 容 舞台等衣裳専門製造一式 型友禅による染加工・金彩・縫・仕立
Q 「知恵の経営」(報告書)に取り組み始めたきっかけは何でしたか?
A
・平成25年に京都商工会議所への入会を考え、はじめて会議所を訪れた際、たくさんのセミナーについてのチラシを頂戴しました。そのなかの一枚に、「知恵の経営報告書」作成セミナーについてのチラシが入っており、「知恵の経営」について興味を持ちました。
当工場では、同年に事業を継承し、自社をもっと良くするために何かできないかと日々考えていたところでした。
Q 「知恵の経営」報告書作成目的は、何でしたか?また、どのようにして作成を始められましたか?
A
・自分たち夫婦が継承した山元染工場という事業所が、社会にとってどういう会社なのか、現在どういった問題を抱えているのか、なぜ現在まで残ってこられたのか、などをきちんと整理したいと考えました。まずはそこを自分たちで確認しないと、今後の方向性も決められないと思ったからです。
・現状を整理したうえで、これからの目標を家族全員で共有し、同じ方向を向いて頑張りたいと思いました。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
A
・これまでの変遷についての文書などの資料がまったくといっていいほどなかったことです。
・毎日の業務とは別に、報告書作成のための時間を工面することに非常に苦労しました。
・「知恵の経営報告書」の構成や考え方について理解するまでに時間がかかりました。ですが、支援員の方や専門家の先生のお力を借りて、報告書作成の終盤にやっと理解しました。
Q 貴社の知恵の源泉はどのような点だと思われますか?
A
・初代から2代目、3代目が現在まで残してくれた設備やお客様との繋がりなど、85年の時間とともに蓄積された資産です。
・先代である山元久仁子、4代目である山元宏泰、嫁の山元桂子、家族全員の仲が良く、結束力が強いことが第一ではないでしょうか。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当、および専門家派遣を活用)
A
担当支援員の方には、本当にたくさんの場面でサポートしていただきました。私が報告書作成のための時間をなかなか取れず、遅々として進まないときにも、辛抱強く励ましていただきました。私の拙い文章を細かく丁寧に添削してくださいました。経営の報告書以外のことでも、どんな細かいことでも相談に乗ってくださいます。本当に感謝しています。
絣柄(かすりがら) 四つ目菱
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
A
当工場の現状が整理され、私たち夫婦の頭の中もずいぶんクリアになりました。当工場の次のステップが見えてきました。
また、世の中に向けたアピールの一歩としてホームページを作成中(→できれば完成報告したいところです)ですが、そのベースとなっているのが今回作成した「知恵の経営」報告書です。
Q これから「知恵の経営」報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
A
報告書作成のための時間の工面をはじめとして、様々な労力を要しますが、支援員の方や専門家の先生など、社外の方を巻き込んで自社について見つめ直す機会というのはなかなかないのではないでしょうか。報告書そのものが、とても貴重な資産になると思います。
Q 今後の抱負をお願いします。
A
ホームページをはじめとした、自社アピールをどんどんしていきたいと考えています。
また、「知恵の経営」報告書作成によって、浮き彫りとなった当工場の抱える課題をひとつひとつ丁寧にクリアしていきたいです。例えば、膨大な数に上る型紙データベースシステムの刷新も、時間はかかると思いますが、こつこつと進めていくことで、必ずお客様へのより良い商品提供に貢献すると考えます。
そうしたことひとつひとつの試みが重なって、売上の目標達成にも繋がると良いと思います。
オリジナルのテキスタイルブランド「ケイコロール」
宏泰様、桂子様、ありがとうございました。
山元染工場様の今後のご活躍が楽しみです!
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℡:075-212-6470
2015年04月08日
京都新聞に掲載されました「京都産『ハバネロ』調味料 出資募り販売拡大へ」
☆有限会社篠ファーム様(第2回知恵ビジネスプランコンテスト認定事業者)
「京都産『ハバネロ』調味料 出資募り販売拡大へ」
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