京つう

ビジネス/起業  |洛中

新規登録ログインヘルプ


2011年05月16日

知恵ビジネス認定プランご紹介(第3回)東和スポーツ設備様

<東和スポーツ施設株式会社>

資源循環型土「エコクレイ」の開発・販売

家庭から排出されたごみは焼却炉で燃やされる。そ
の焼却灰をさらに1200℃以上の高温で溶かし、
冷却・固化したものを「溶融スラグ」と呼んでいる。

環境に優しい安全な素材として注目される一方、全
国の年間発生量は約89万トンにのぼり(2009
年度見通し)、その処理費用も膨らみつつあり、埋
め立て以外の新たな用途拡大が求められている。

知恵ビジネス認定プランご紹介(第3回)東和スポーツ設備様

同社ではこうした社会的ニーズに応えて今回、各都
市で発生する溶融スラグを活用した「エコクレイ」
を開発。天然土を使わず100%リサイクル材料だ
けで製造した資源循環型の土だ。水はけが良く砂埃
がたちにくい「グラウンド用」はすでに販売・施工
実績があり、植物育成に適した「造園・園芸用」、
ヒートアイランド抑制効果のある「路盤材」も加え
た3種類のターゲットの異なる商品で顧客拡大を図
る。

知恵ビジネス認定プランご紹介(第3回)東和スポーツ設備様

法令やJIS規格に基づく試験を繰り返し、安全性
と品質の向上に努めており、独自の特許技術の確立
によって多機能・低コスト化を実現。環境意識が高
まる中、一般家庭などでの需要も広がっていくだろ
う。

将来的には全国各地の土砂砕石業者や産廃業者、造
園・建設業者などと提携し、技術貸与による製造・
販売の現地化で全国への普及をめざす。各地で発生
する溶融スラグをその地域で有効利用するという、
"循環型社会推進"のビジネスプランは21世紀のソ
ーシャルビジネスの1つのモデルともなろう。自治体
のコスト削減はもちろん、市民の環境意識の啓発に
もつながっていくことが期待される。

<審査委員長の目>
溶融スラグ等を利用した資源循環型土の開発、製造
を手がけ、これまでにも行政の認定を受けて小中学
校を中心とした販売・施工実績を持っている。

リサイクル社会の実現は必須の課題であり、同社の
持つ100%リサイクル素材による製造技術は評価
される。今後の市場拡大に向けて新たな市場の開拓
だけでなく、製造に携わるネットワーク化が重要な
課題となろう。

<企業概要>
【代表者】川谷 真輝
【所在地】京都市左京区北白川下池田町79-1
【事業概要】土木工事(運動施設、造園、舗装)
       一式、体育施設用具の製造・販売
【電話番号】075-702-1177
【E-Mail】  info@towa-sports.co.jp
【URL】   http://www.towa-sports.co.jp/




Posted by 知恵ビジ at 16:30│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。