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2013年04月08日

佐々木酒造株式会社

第4回知恵ビジネスプランコンテスト認定事業
http://www.kyo.or.jp/chie/contest/plan.html

清酒の麹糖化技術を活用した天然糖化飲料及び
食品原料

同社は、洛中に現存する唯一の蔵元として「聚楽第」
「古都」「西陣」などの日本酒を製造・販売してき
た。2012年には、甘口日本酒を製造するときに
使われる京都の伝統的な製造法である“四段仕込み”
(一般的な酒造方法である三段仕込みに、さらに米
を麹で糖化した甘味料を添加する方法)の麹糖化技
術と酵素を自在にコントロールする技術を活用し、
アミノ酸やオリゴ糖などを豊富に含んだノンアルコ
ール飲料「白い銀明水」の商品化に成功し、発売を
開始している。甘さ控えめ、低カロリーな健康サポ
ート飲料として、ヘルシー志向の女性や中高年層の
関心を取り込んできた。

佐々木酒造株式会社

今回のプランは、これらの技術を更に発展させ「バ
ランス栄養飲料」や「米麹シロップ」の開発・商品
化を目指すもの。「バランス栄養飲料」は、米麹の
固形成分を残し、朝食などの代わりに手軽に栄養補
給ができ、「米麹シロップ」は、天然原料のみで製
造した糖濃度75%以上のシロップで、食品原料と
しての利用を想定している。多様な生活シーンを想
定した商品ラインナップを揃え、健康志向の消費者
への訴求はもちろん、食品メーカーや飲食店など新
たな販路を開拓する。また従来、酒づくりの閑散期
であった夏期に、これらの新商品を生産し、杜氏の
技術継承や酒造設備の有効活用を図ろうとしている。

佐々木酒造株式会社

近年、低アルコール化飲料の普及や若い世代のアル
コール離れの影響など、日本酒業界を取り巻く環境
は厳しい。消費者の健康志向が高まる中、同社は酒
造技術の新たな可能性を追求し、新市場で清酒メー
カーならではの価値を創出する。


<審査員長の目> 
 事業の着眼点として、本業の閑散期対策として自社
 シーズである麹の糖化技術の活用を考えた本プラン
 は評価できる。ターゲット市場は多様なニーズがあ
 り、さまざまなアプローチができる可能性を秘めて
 いる。一方、激しい競争市場への参入となるため、
 販路開拓への工夫が重要である。


<企業概要>
【代表者】佐々木 晃
【所在地】京都市上京区日暮通椹木町下ル北伊勢屋町
727
【事業概要】日本酒・ノンアルコール飲料の製造・販売
【電話番号】075-841-8106
【URL】http://jurakudai.com


Posted by 知恵ビジ at 16:13│Comments(0)
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