2013年08月23日
株式会社青木光悦堂 「知恵の経営」実践モデル企業に認証
京都商工会議所 知恵産業推進室の支援先である
株式会社青木光悦堂(代表取締役・青木隆明社長)が
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました。
同社は、創業120年を超えるお菓子の卸売業です。
今回、青木社長、青木会長、蛯谷部長のお三方にインタビューしましたので、
ご紹介させていただきます。
左から青木社長、青木会長、蛯谷部長
会社概要
【会社名】 株式会社青木光悦堂
【創 業】 1892年
【 代 表 者 】 代表取締役 青木 隆明
【 事務所所在地 】 京都市山科区大宅御所田町30-3
【Webサイト】 http://aokikouetudou.com/
主力商品の「故郷の銘菓(赤ラベル)」
Q 創業から120年以上も続いているそうですね。
会長:明治25年に、
祖母の青木タカが建仁寺の御用達として、
「建仁寺納豆」の製造を始めたのが始まりです。
私が子どもの頃はまだ祖母が健在でしたが、
とても大事にしてくれた記憶があります。
社長:「役に立て」、
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするように」
の思いで事業を代々続けてきたことが、
120年以上ゴールのないマラソンのタスキを
つないでこられた秘訣だと思います。
Q 御社の知恵について教えてください。
社長:当社は卸売業ですが、
メーカーの商品をそのまま売らずに、
必ずひと手間加えることで、
当社からしか仕入れられない商品にしています。
そうすることで、当社もお客様である小売店も仕入先メーカーも
価格競争に陥らなくてすみます。
また、季節に関係なく通年を通して安定した売上が見込める
定番商品で勝負していることも特徴です。
1人2人ではなく、
多くの社員が外部のお得意先様などから
おほめの言葉をいただく機会が多いのも当社の自慢です。
Q 御社の知恵はどのように生まれて来たのか教えてください。
会長:他社と同じ線路の上を走る競走ではなく、
自社ならではの味を出して、
他社とは別の線路の上を走ろうと取り組んできたことが
独自の知恵を生んだ要因だと思います。
部長:自分たちの会社という意識を社員みんなが持っていることも大きいと思います。
どの社員も自分たちの考えを商品に盛り込むことができ、
得意先訪問時やお電話、来店時などに直接その反響を
受け取ることができます。
自分たちのカラーを会社に入れられるところが
社員たちのモチベーションにつながっているように思います。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
社長:普段、会社の知恵や見えない資産を意識してこなかったので、
改めて先人たちが築いてきたものを再発見するのが大変でしたが、
とても大きな財産になりました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
社長:自分たちの知恵や事業を報告書という形にすることで、
会社への愛着も高まりましたし、
社員たちに会社のことをより深く伝えられるようになりました。
書いたものが残るので、
未来の社員たちへのメッセージにもなると思います。
会長:自分たちの会社を第三者的に見つめ直すいい機会になりました。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
社長:瞬間的に熱い支援・指導ではなく、
じっくりと時間をかけてゴールに導いてくれたように思います。
1人では報告書を作成できなかったと思います。
Q これから報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
社長:是非取り組んでほしいと思います。
報告書作成は時間がかかるので、
途中、本業で忙しくなったりすることもあると思いますが、
自分たちで報告書を作成することで、
経営の腰が据わったように思います。
Q 今後の抱負をお願いします。
社長:京都の菓子メーカーの後継者さんたちに、
「お菓子を作ることは面白い。
青木光悦堂がちゃんと売るから、
安心して作ることができる。」
と思ってもらえるように精進し、
少しでも京都のお菓子や菓子製造技術を
後世に伝えるお役に立ちたいと思います。
みんな会社が大好きというスタッフの皆さん
青木社長ありがとうございました。
青木光悦堂さんの新たな展開が今後さらに楽しみですね!
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★ 京都商工会議所は、経営革新や元気印など
中小企業の皆様の成長発展を後押しする
さまざまな公的認証制度の申請支援等を行っています。
お問い合わせは知恵産業推進室 または お近くの支部まで
→ http://www.kyo.or.jp/kyoto/kyosho/information.html
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株式会社青木光悦堂(代表取締役・青木隆明社長)が
京都府「知恵の経営」実践モデル企業に認証されました。
同社は、創業120年を超えるお菓子の卸売業です。
今回、青木社長、青木会長、蛯谷部長のお三方にインタビューしましたので、
ご紹介させていただきます。
左から青木社長、青木会長、蛯谷部長
会社概要
【会社名】 株式会社青木光悦堂
【創 業】 1892年
【 代 表 者 】 代表取締役 青木 隆明
【 事務所所在地 】 京都市山科区大宅御所田町30-3
【Webサイト】 http://aokikouetudou.com/
主力商品の「故郷の銘菓(赤ラベル)」
Q 創業から120年以上も続いているそうですね。
会長:明治25年に、
祖母の青木タカが建仁寺の御用達として、
「建仁寺納豆」の製造を始めたのが始まりです。
私が子どもの頃はまだ祖母が健在でしたが、
とても大事にしてくれた記憶があります。
社長:「役に立て」、
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするように」
の思いで事業を代々続けてきたことが、
120年以上ゴールのないマラソンのタスキを
つないでこられた秘訣だと思います。
Q 御社の知恵について教えてください。
社長:当社は卸売業ですが、
メーカーの商品をそのまま売らずに、
必ずひと手間加えることで、
当社からしか仕入れられない商品にしています。
そうすることで、当社もお客様である小売店も仕入先メーカーも
価格競争に陥らなくてすみます。
また、季節に関係なく通年を通して安定した売上が見込める
定番商品で勝負していることも特徴です。
1人2人ではなく、
多くの社員が外部のお得意先様などから
おほめの言葉をいただく機会が多いのも当社の自慢です。
Q 御社の知恵はどのように生まれて来たのか教えてください。
会長:他社と同じ線路の上を走る競走ではなく、
自社ならではの味を出して、
他社とは別の線路の上を走ろうと取り組んできたことが
独自の知恵を生んだ要因だと思います。
部長:自分たちの会社という意識を社員みんなが持っていることも大きいと思います。
どの社員も自分たちの考えを商品に盛り込むことができ、
得意先訪問時やお電話、来店時などに直接その反響を
受け取ることができます。
自分たちのカラーを会社に入れられるところが
社員たちのモチベーションにつながっているように思います。
Q 報告書をまとめていく際に苦労された点はどんなところですか?
社長:普段、会社の知恵や見えない資産を意識してこなかったので、
改めて先人たちが築いてきたものを再発見するのが大変でしたが、
とても大きな財産になりました。
Q 報告書を作成されて良かった点はありますか?
社長:自分たちの知恵や事業を報告書という形にすることで、
会社への愛着も高まりましたし、
社員たちに会社のことをより深く伝えられるようになりました。
書いたものが残るので、
未来の社員たちへのメッセージにもなると思います。
会長:自分たちの会社を第三者的に見つめ直すいい機会になりました。
Q 本所の支援はいかがでしたか?(経営支援員が担当)
社長:瞬間的に熱い支援・指導ではなく、
じっくりと時間をかけてゴールに導いてくれたように思います。
1人では報告書を作成できなかったと思います。
Q これから報告書を作成される方へのメッセージをお願いします。
社長:是非取り組んでほしいと思います。
報告書作成は時間がかかるので、
途中、本業で忙しくなったりすることもあると思いますが、
自分たちで報告書を作成することで、
経営の腰が据わったように思います。
Q 今後の抱負をお願いします。
社長:京都の菓子メーカーの後継者さんたちに、
「お菓子を作ることは面白い。
青木光悦堂がちゃんと売るから、
安心して作ることができる。」
と思ってもらえるように精進し、
少しでも京都のお菓子や菓子製造技術を
後世に伝えるお役に立ちたいと思います。
みんな会社が大好きというスタッフの皆さん
青木社長ありがとうございました。
青木光悦堂さんの新たな展開が今後さらに楽しみですね!
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★ 京都商工会議所は、経営革新や元気印など
中小企業の皆様の成長発展を後押しする
さまざまな公的認証制度の申請支援等を行っています。
お問い合わせは知恵産業推進室 または お近くの支部まで
→ http://www.kyo.or.jp/kyoto/kyosho/information.html
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Posted by 知恵ビジ at 15:07│Comments(0)
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